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執筆者の写真お寺暮らしのひろか

放下着(ほうげじゃく)



嫁いですぐの頃、下着を放つとはどういう事だろうかと悩んだことが恥ずかしくも恥ずかしい思い出ですがもちろん読み間違いで、執着(とらわれる心)を放下(投げ下ろす)する、と説かれているそうです。

私たちが生まれながらに授かった身心のうち、頭髪は美の象徴として大切に扱われてきました。出家得度の最初の儀式ではそんな髪を剃り落とし仏弟子として最初の放下着を体現しているのかもしれません。得度の支度をすすめながらそんな思いがふと湧き上がってきました。


令和六年 二月 お寺暮らし画帖 正壽寺 ひろか 合掌


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