人が集まれば取りまとめ役が必要になってくるのは自然な流れのようで、インドの寺院では事務的業務を担うカルマ・ダーナというお役があったそうです。
<カルマ>には法や業の他に規範という意味も含んでいて、<ダーナ>=与えると合わせると「規範を与える」と訳せるようです。
人や事態をよく知って見定めなければ適した規範を与えることができません。
のちに中国寺院で「知事」と漢訳され、日本へも伝わったそうです。
今では地方行政のトップを「知事」と呼びますが、このような由来があったそうです。
なんとも深い言葉だったんですね。
令和元年 十一月 寺嫁のひとりごと 正寿 宏香 合掌